お別れというのは
思いがけず
突然やってくるものだ。
考えてみると、
納得がいくお別れではあるけれど、
今まで当たり前にいた存在が
もうこの世にはいない。
泣いて、叫んで、我儘言っても
どうやっても
もう二度と目にすることができない。
触れることができない。
その事実が受け止められず、
あれから、
そこそこの日が経っても、
心が晴れない。
後悔の気持ちはないけれど、
やっぱり会いたい。
当たり前のようにそばにいた、
あの頃に戻りたい。
どんなことしてもかなわない夢だから。
きっとこんなに苦しくて、悲しいのだろうな。
とりあえずは、
自己啓発本とかスピリチュアル系とか
精神論にもとずいて
今を生きて
今あるものに感謝して
後ろは振り返らず
前を向いて歩いていく
しかないのだろうな
そんな単純にできているのか、私の心は？
頭で無理やり考えることで、
解決できるのか？
あの子のいない世の中は
とにかく
つまらない
